カラーオーダーシステム〜補色の関係〜
tAmaoです。
いよいよ寒さが増してきました。
最近、カラーコーディネーターの試験が近いので、のろのろと勉強していますが、
思った以上に難しくて受験を決めたことに後悔している最中です。
せっかくなので復習がてらカラーについてご紹介します。
まず、タイトルの「カラーオーダーシステム」について。
カラーオーダーシステムとは、
「物体を順序良く配列し、合理的な方法または計画で標準化した表色体系」のことを言います。(国際色彩学会の定義による)
上記は、マンセルシステム(またはマンセル表色系、マンセル体系)という、カラーオーダーシステムの一種で、それを環状に並んだ「色相環」と呼ばれる表です。
マンセルシステムは、中学や高校の美術の授業でも習う名称だと思われます。
マンセルとはアメリカの画家であり美術教師だった人物の名前で、彼は1905年にこのシステムを考案しました。
ちなみにこのマンセルシステムは、その後1929年に色票集として出版され、
さらにその後にはアメリカ光学会が修正し、1943年に「修正マンセル表色系」が発表され、現代に至ります。
このマンセルシステムの大きな特徴は、「色の三属性」に基づいて順序良く色が配列されている点です。
「色の三属性」も、きっと学生時代に美術で聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
これは、色が持つ以下の3つの性質のことを言います。
・色相(色味の違い)
・明度(色の明るさ)
・彩度(色の鮮やかさ)
これらの性質が少しずつ変化することによって、
色彩は様々に変化していきます。
上記の三属性についてはまた別の機会で。
さて、先ほどご紹介したマンセル表色系ですが、もう一度ご覧ください。
色の三属性の数値によって並べられているこの色相環ですが、
真向かいの位置にある色の関係を「補色の関係」といわれています。
補色の関係は、「色相環で反対の位置にあり、混色すると無彩色になる色の関係」のことを言います。
また、お互いの色の関係を補い、互いの色をより鮮やかに演出する効果があると言われているのです。
例えば、セブンイレブンの看板
上の看板と、マンセル表色系を比較してみると、背景の緑とセブンの赤が補色の関係になっていますね。
このような配色にすることで、目に留まりやすい・立ち寄りやすい看板になります。
他にはmarimekko(マリメッコ)にも補色の関係と思われるデザインがあります。
例えば、「marimekko マリメッコ / PIENI UNIKKO (ピエニウニッコ)」
こちらの補色関係は、「濃い藍色」と「黄色」です。
鮮やかで目を引くデザインになっていてとてもお洒落ですよね。
この補色の関係ですが、インテリアやファッションのコーディネートでも役に立ちます。
インテリアでいうと、
ベースにブルーを使い、アクセントに黄色を配色して「北欧風の部屋」を演出してみたり、
「薄い紫」と「薄い黄緑」でちょっと個性的で上品な部屋にしてみたり。
補色を基準にし、少し派手すぎるな、と感じればマンセル表色系を参考にして他のカラーを合わせてみたりもできます。
毎日のファッションコーディネートでも使えますね。
服だけでなく帽子やピアス、靴下、マフラーなどに補色の関係の色を差し色にしてみたりと、ちょっとした工夫でお洒落さんになると思います。
こんな感じで、カラーコーディネートの勉強をちょいちょい進めていますが、
かなり奥が深くて本当に難しいです。
どちらかというと理系の要素の方が強く感じますし、覚えることも非常に多いです。
まぁ、のんびりやっていこうと思います(´-`).。oO(
では、本日はここまで( ^_^)/~~~