tAmaoの徒然日記

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うつ病と全般性不安障害~"なんか不安"は病気のサイン?~

 

tAmaoです。

 

ゴールデンウィークの暑さから一転、なんだか肌寒い日が続いていますね。

 

さて、本日は私が過去に診断されたことがある精神疾患についてお話ししたいなと思います。

 

当事者になるとなんだかいまいちよくわからないんですが、

昨今は、精神疾患に対して世間ではどんな認識があるのでしょうか?

 

私自身、うつ病や不安障害といったものに罹るまで、

こういった疾患に対して、誤った認識を持っていました。

 

しんどいな~つらない~なんでだろう、勝手に涙が出るな~

まあ、疲れてるだけだろう、一日休んだらきっと治るばず!

う~ん、疲れがとれないなぁ

最近仕事でミスが増えたなぁ・・・

もしかして、私この仕事向いていない・・・?!

 

かなり省略しましたが、

自分の不調に気づかずに、自分の能力不足だと直結して考え、

自分自身を戒めていました。

(今でも何か起きたら自分のせいかも・・・?!と考えることもあります。)

 

 

 

そんなこんなで、24歳の秋に初めて「全般性不安障害」「うつ病」と診断されました。

 

うつ病はよく聞く名称ですが、全般性不安障害って、どんなものかご存知ですか?

 

 

簡単に言うと、

常に「なんか不安」が付きまとう病気です。

 

"不安"は、生きている限り付きまとう感情です。

例えば、

受験に落ちるかもしれない、

上司とそりが合わなかったらどうしよう、

新しい会社に馴染めるか不安、

 

上記のような不安は、どうしても感じてしまいますよね。

この場合は、きちんとした根拠や理由があって不安を感じているのです。

 

しかし、全般性不安障害は、

常に何をやっていても"不安"が付いて回っている状態になっているのです。

 

パニック障害PTSDといった症状は、

心療内科でのカウンセリングをしながら

どの状況で引き起こされるか把握することができます。

 

しかし、全般性不安障害は、

常に"不安"に思っているため、

どの状況で症状を引き起こしてしまうのか把握するのが非常に難しいです。

 

周りの方からも、心配性・神経質な人という印象を持つだけで、病気だと認識されにくいです。

本人も、自分が全般性不安障害だったと自覚するのは、困難な場合もあります。

 

 

では、全般性不安障害なのかを判断する要因は何かというと、

その"不安"に根拠や理由があるかどうか、です。

 

根拠や理由もなくただただ不安、という状況が常につきまとっている場合は

全般性不安障害の可能性が非常に高いです。

 

例えば、

明日事故に遭ったらどうしよう

病気になったらどうしよう

詐欺に騙されたらどうしよう

などなど。

 

実際に遭遇する予定もないものに対して、

必要以上に心配し、

必要以上に不安になって落ち着きがなくなる、

そのような状況が慢性的に続いているようであれば要注意です。

 

慢性的な心配や不安が徐々に強くなると、

脳はその感情をうまくコントロールできなくなってきます。

 

以前、依存症は脳を異常に変化させるとお話ししましたが、

うつ病全般性不安障害などの精神疾患も、

精神的・身体的ストレスで脳が変化したことによって起こる病気です。

 

 

tamaoblogmypacesite.hatenablog.com

 

 

また、脳に信号を送る神経伝達物質にも異常が見えてきます。

 

神経伝達物質と一言で言いますが、

アドレナリンやノルアドレナリンドーパミンなど、

種類は沢山あります。

 

全般性不安障害の場合、

不安や心配といった感情を脳に送る神経伝達物質

異常に分泌されて脳に信号が送られている可能性があります。

 

また、「嬉しい」「楽しい」といった感情の信号を送る伝達物質が不足している恐れもあるでしょう。

 

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この、"なんか不安"という状態が慢性的に続くと、

当然精神的にも身体的にも疲労が蓄積されていきます。

 

疲労が蓄積されることで引き起こす恐れのある症状には、

イライラ

そわそわ

集中力低下

不眠症

頭痛

痺れ

筋肉の緊張

吐き気

などがあります。

 

そして次第に倦怠感も出て、体が動かなくなり、

気力も衰えていきます。

 

ここまでくると全般性不安障害で止まらず、

うつ病」の症状として診断され、

心療内科や精神科でのカウンセリングと薬物による治療、

さらに症状が進んでいる場合は精神病院への入院も必要になってきます。

 

 

なかなか自分では気づきづらい病気ですし、

なんかおかしいな、と思っても心療内科へ足を進めるのは気が引ける方も多いはずです。

 

しかし、なんか最近調子悪いなぁと感じるときは、

早めに病院へかかりましょう。

 

私は心療内科へ直接行きましたが、

まずは総合内科へ行き、内科の先生に症状を診てもらうのも手です。

 

先生によっては心療内科へかかった方が良い、と

紹介状も書いてくださる先生もいらっしゃるはずです。

 

 

なかなか病院へ行きづらい世の中(?)のようですが、

体が資本なので手遅れになる前に専門医へ相談することは本当に大切です。

 

そして、もし薬物療法をすることになっても、

それはあなたの体に今、必要な栄養です。

薬をずっと常用することが嫌だなぁと思う方もきっといらっしゃるでしょう。

 

心療内科で処方される薬は、

余計な不安を引き起こさないための抗不安薬や、

ハイテンションになる躁鬱を抑える抗精神薬といった類のものです。

 

風邪を引いて鼻水が出る、喉が痛い、熱が高い、

それらを治すためにそれぞれの症状にあった薬を飲むように、

精神疾患もそれぞれの症状にあった薬を飲みます。

 

 

だから、何も後ろめたさを感じる必要はありません。

薬に依存している感覚があるかもしれませんが、

薬はいずれ減薬・断薬していきます。

 

薬を減らし、断つという行為は、

 最終的には自分の体が、自分にとって必要な栄養を作り出させるために行う行為です。

服薬中は、まだ自分で栄養を作り出せるまでに回復していないので、

体力がしっかりと戻るまでしっかりと薬に甘えちゃえば良いのです!!

 

※ただし、用法用量はぜっっったいに守ってください。

飲みすぎや自分の意思で飲むのをやめるのは絶対にやってはいけません。

主治医と相談しながら服薬を続けましょう。

 

 

 

 

 

私は24歳の秋にうつ病にかかり、

今年28歳になりますが、未だに服薬・通院を続けています。

(それどころか、昨年は休職していました。2度目の休職です。)

私よりも長く治療されている方も多くいらっしゃいます。

 

精神的な病気は、どうしても長引いてしまい、

薬にも頼りがちになってしまいます。

 

できることなら、深刻な症状になる前に病院にかかり、相談することが大切でしょう。

 

 

癌治療でもよく言いますが、

 

早期発見・早期治療が大切です☆

 

 

 

 

今日はこんなところです。

 

それではまた次回( ^_^)/~~~

 

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