美しすぎる銅版画家・小松美羽~彼女の役割~
tAmaoです。
GW明けですが皆様、調子はいかがですか?
私は早速5月病な気がいたします。( ^_^)
GWの幸せな時間が終わりましたが、実は唯一の心残りがあるのです。
それがこちら。
小松美羽さんをご存知の方、多いのではないでしょうか?
数年前に「情熱大陸」に出演されていたのを拝見してから、この方の作品を好きになりました。
ただ、残念ながら作品を見る機会がなく、
Facebookやインスタグラムでイベントをされているのをつい最近知りました。
5月5日に東京でイベントをされていたそうで、
4日まで東京にいた私は後ろ髪を引かれる思いで岡山へ帰って行きました・・・
もう1日東京にいればよかったと悔しい思いです。
さて、小松美羽さんは、その美貌から「美しすぎる銅版画家」としてモデルさんもされています。
美しいですが、なんだかかわいらしい〜という感じですね。
なんだか、優しいふんわりした感じなのに、
描かれる絵は、リアルですこし不気味さもあるものが多いので、
なんだかギャップがすごいな、と思っていました。
が、そのギャップがなくなったというか、
さらに圧倒されて、私の心にズシッのしかかるほどのインパクトを小松美羽さんから受けました。
彼女のエッセイ本である「世界のなかで自分の役割を見つけること」、
私の、彼女に対する印象が一気に覆る著書でした。
まず、文章に力強さがありました。
迷いはない。
不安もない。
キャンバスに向かう。筆をとる。線を走らせる。絵の具が混ざり合う。大きく広げる。筆を動かす。指を動かす。
(「世界のなかで自分の役割を見つけること」冒頭部分)
この文章から始まるエッセイ本には、「迷いはない」、その言葉の通り、全く迷いもなく自分自身の思いや考えを綴っていました。
彼女は、目に見えない「神」を絵に表すことが自分の役割であると自覚し、
幼い頃から経験する「神秘的な体験」を大切に記憶して言葉に表しています。
私は、目に見えない神や霊といった存在を信じておらず、彼女の考えや神秘的な体験にはあまり共感はもてませんでした。
ただ、彼女が自分自身にある「使命」を自覚し、それをまっすぐと見据えて走り続けるその姿に、強く感銘を受けました。
私がこの本に完全に引き込まれた決定的な文章があります。
あなたが今、階段を上っているのなら、どうか上り続けてほしい。
日本に伝わる、すべてをつなげる大和の力を、きっとあなたは持っているから。
あなたが持っている大和の力を、きっと世界は必要としているから。
(「世界のなかで自分の役割を見つけること」第4章より)
この本を読了したのは、5月4日の20時頃、
東京から岡山へ帰る夜行バスを待っている時でした。
自分の悩みをすこしずつ理解したものの、臆病な私は次の一歩をどう踏み出すべきかわからず、耽っていました。
その時にこの文が目に入りました。
彼女は、自分自身には厳しい言葉で語っています。
しかし、私たち読者には優しく、相手を思って寄り添うように語りかけているように感じました。
最後まで読み終える直前、私は自然と涙が出てきました。
なんだか、良いタイミングでこの本と出会えてよかったと、心から思いました。
どうやら、12月に個展をされるそうなので、
是非とも足を運びたいですね♪( ´▽`)
では、本日はここまで( ^_^)/~~~