自閉症という個性〜26歳の弟に思うこと〜
tAmaoです。
最近また調子を崩しがちになり、ブログにまで手が回らない感じになっております。
さて、タイトルについて。
ちょっと私の家族についてお話しします。
私は、上に兄、下に弟の3きょうだいの真ん中っ子です。
兄は私の4つ上で、現在県北で、システムエンジニアとしてお仕事をしています。
弟は1つ下の重度の自閉症です。
今日は弟についてちょっとお話しします。
弟は、私が生まれた1年と3日後に未熟児として誕生しました。
赤ん坊のころから、自閉症であると判明し、
小学校は特別クラス、中学校からは養護学校に通っていました。
現在は、自閉症の人たちが働く作業所と呼ばれるところに通っています。
うまく自分の言葉で自分の気持ちを表現するのが苦手な方が多いです。
弟もすでに26歳ですが、知能レベルは6歳ほど。
言葉もあまり話せません。
ですので、イライラした時や腹が立った時にはつい手が出ます。
私が小さいころ、家族の中では体が小さかったせいか、よく彼に殴られたり噛み付かれたりしました。
手で殴ることもあれば、どこからかもってきた鈍器で殴られたこともあります。
噛み付くのも、皮が向けて血が出るまで噛まれたこともあります。
なぜか、家族で行ったファストフード店で、ジュースをひっかけられたこともありました。
弟にしてみれば、コミュニケーションだったのでしょうか?
私が気に入らなかったのでしょうか?
他にも弟に煩わされることは多かったです。
特に母はとても大変な思いをして彼を育てていったでしょう。
父は、私が大学へ上がるころに離婚しました。
父自身、私の反抗期や弟のこと、母の家族の入院や認知症などでかなり疲弊していたんだと思います。
当時はかなり腹立たしく思いましたが、今となっては仕方なかったと思うようになりました。
その後私が就職して岡山へ戻るまで、母は弟のことでとても辛い思いをしたはずです。
私は、そんな母が心配で、Uターン就職をしましたが、
私のうつ病でかえって母の心配を増やすだけになりました。
そんな弟ですが、
障害を持つ人たちが共同生活を送るグループホームへ行くことになりました。
今、入居前で彼は不安でかなり荒れているそうです。
そのため、母は私にも八つ当たりするかもしれないということで、私が実家へ戻ることを止めています。
弟はかなり体も大きく、力も強いため、
今殴られるとなれば大変なことになりそうです・・・・
母が心配ですが、
今のところどうにがなっているようです・・・・
我が家は5人家族ですが、
いつの間にか家族全員ばらばらで暮らすようになります。
でも、私らはどこか神経質で、人と暮らすことが苦手な人間たちで、
ひょっとしたらこれくらいの距離感の方が家族としてうまくいくのかもしれません。
ちょっと寂しい気もしますが、
私も実家に戻って生活したいかというと、そういうわけでもありません。
時々実家に帰って、話をして、猫にちょっかい出して、お野菜もらって帰るくらいが丁度良いかもしれません。
ところで、実際に証明されたわけではありませんが、
私は多動的なところがあり、どうやらADHDの気があるみたいです。
というか、どんな人でも多少はそういった部分を持っているそうですよ。
社会に出て、会社などでの生きづらさを感じて、精神科に相談に行ったところ、アルペルガーやADHDだと言われたという人も少なくありません。
私は心療内科の復職プログラムに通っていましたが、
そこにも社会人になってからアスペルガーだと知ったという人が何人もいました。
まだまだ障害を持つ方たちやうつ病という病気に対して、
認知度が低く、誤解を招くことも少なからずあると思います。
その最たるものといえば、
世間を震撼させた植松聖容疑者の事件ですはないでしょうか。
彼は今でも自分がやったことが間違いだったと微塵も思っていないそうです。
障害者をうまく世話できなかった自分を認めたくなくてあんな犯行に及んだのでは、と私は思います。(※あくまで私個人の意見です!)
こんな事件は二度と起きてほしくありません。
また、正しい認識を持って障害を持つ方とも接していければ、良いなと思います。
ただその正しい認識を理解することが一番難しいですよね・・・・
結局、主観が入っちゃいますし・・・(私もね。
まあ、とりあえず、今日はここまで。
では( ^_^)/~~~